大塚ローテック5号改に黒桟革ストラップを装着した全体写真

今回ご紹介するのは、大塚ローテックの「5号改」に合わせて製作したオーダーストラップ。素材には、坂本商店製の黒桟革 -極- を採用。上質な質感と圧倒的な存在感を放つレザーを、シンプルな構成で最大限に活かした一本です。


黒桟革 -極- × ヘリ返し仕上げ

黒桟革の質感とヘリ返し仕上げのステッチの接写

黒桟革は、日本刀の柄巻きにも使われてきた伝統素材。-極- グレードのものは、表面の艶やかさと凹凸の立体感が際立ち、光を受けて多彩な表情を見せます。仕立ては「ヘリ返し」による高級仕様で、革の美しさを包み込むように仕上げました。


フラットな形状としっかりした芯材

フラット形状と芯材の構造感を示すディテール

形状は全体をフラットに設計し、フォルムはあくまで控えめに。そのぶん芯材にはしっかりとしたハリを持たせ、時計本体とのバランスを意識した安心感のある仕立てとなっています。


裏材にはツェルマットを採用

ツェルマット裏材の質感と手首装着時の様子

裏材には、フランス・HAAS社の撥水レザー「ツェルマット」を採用。汗や湿気に強く、長時間の装着にも快適さを保ちます。表材の重厚さと裏の機能性が共存する、実用性にも優れた仕様です。


仕上げの美しさが映えるディテール

ツェルマット裏材の質感と手首装着時の様子

ヘリ返し仕上げにより、ストラップ全体がなめらかな印象にまとまりました。縫製・コバ処理も丁寧に仕上げ、素材の個性を最大限に引き立てています。


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素材の良さを活かした、あくまでシンプルな構成。それでも確かな存在感を放つ一本。時計と革の調和を求める方に、ぜひご相談いただきたいストラップです。

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無駄を削ぎ落とした構成に、黒桟革の重厚な魅力を凝縮。大塚ローテック5号改にふさわしい、凛とした存在感。